今治市の泌尿器科 くろみつクリニックです。夜間の人工透析も行なっております。
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透析療法は長い期間継続する必要があり、一回の治療時間は長く、決して楽な治療とは言えません。そのため、患者さんになるべく快適な空間を提供できるよう、透析室をつくりました。
当院では、ほとんどの患者さんがオンラインHDF(透析濾過)を施行しています。
血液透析とは、ダイアライザーと呼ばれる「人工の腎臓」と「透析液」を用いて血液中から老廃物を取り除く治療です。この「透析液」は、濃い透析液をキレイな水で薄めて作られています。1回の透析で約120~150リットルもの透析液が透析膜を介して血液と接しますので、透析液を作る水の質が悪ければ、生活の質の低下、また、生命の危険につながるような合併症を引き起こす可能性があります。
当クリニックでは、極限まで浄化した水を精製できる最新の医療機器「逆浸透精製水製造システム MIZ255Q-H」を導入し、徹底した水質管理を行ない、多人数用透析液供給装置20床用 DAB-20NXを使用することで、安全で適切な透析液の安定供給を可能としています。
透析中、血圧が下がったり、さまざまなアクシデントが起こる可能性があります。これらのアクシデントを軽減し、より効果的な透析治療を実現するために、最新の透析用監視装置を使用すること、取扱うスタッフの訓練という観点で安全管理を徹底することが重要だと考えています。
最新透析装置であるNIKKISOの多用途透析用監視装置「DCS-100NX」を導入しています。
次のような特徴があります。
- 多用途
- 血液透析療法に加えて、オンラインHDF療法(血液透析ろ過)に対応しています。
- 省力化
- Dialysis-Full Assist System機能(D-FAS)をビルドイン化。
準備から返血までの操作をひとつの流れとして安全性の向上と作業性の最適化を実現しています。
- 緊急時対応の柔軟性
- Hybrid D-FAS機能使用時に、透析液を使用したD-FAS機能が何らかの理由(大きな地震など)により使用できない場合、緊急時用補助回路を使用して、生理食塩液でのD-FAS機能を使用することができます。
停電時においても停電時動作機能が働き、生理食塩液を用いたD-FAS機能にて返血することができます。
- 安全性・確実性
- 安全で確実に除水を行うために除水制御連続監視機能やモニタリング機能(血液量モニタ、バスキュラーアクセス再循環率測定)を備えています。
透析中およびその前後の事故を未然に防ぐため、必ずダブルチェックを行います。
また、安全基準のガイドラインに準拠し、定期的な訓練を行なっています。
「ヒューマンエラーは0に近づけることは出来ても、0にならない」ことをスタッフ全員に理解してもらい、常に「自分がすることは間違っているかもしれない」という気持ちで慎重に医療を行っています。
当クリニックでは、高血流での透析を実施しています。
低血流・短時間の透析は、長期間の透析不足を招き、結果、生命予後に影響を与えると考えます。また、透析そのものに耐えられない身体になると考えられます。
充分な透析量を確保することで、長時間でも高血流に耐えられる身体ができてきます。
リラックスして治療を受けていただけるよう、専用のテレビを完備しています。また、休憩室を設け、患者様同士の交流やくつろげる場所をご提供しています。バリアフリー設計となっておりますので、車椅子の方が乗り降りすることなく、スムーズな 入室が可能となっています。
【ベッド間隔】
ベッド間隔は約1mあり、なるべく隣の人が気にならないようにゆとりをもたせています。
【体重計】
車椅子に乗ったままで測定が可能です。また、手すりが付いていますので、透析後に体がきつい状態でも手で体を支えて測定ができます。
【照明・空調】
治療中は患者さんはベッドに休まれていますので、明かりが直接、目に入らないように間接照明を取り入れています。(LED電球を使用)
空調はなるべく直接、患者さんに風が当たらないように工夫して設置しています。
どうしても通院が困難な方には、当院で契約したタクシー会社にて送迎致します。ご相談ください。
1ヶ月の透析治療の医療費は高額ですが、患者さんの経済的な負担が軽減されるよう、医療費の公的助成制度が確立されています。必要な手続きをすることで、自己負担がほとんど無い状態で治療を受けることができます。
- 医療保険高額療養費制度について(厚生労働省)
- 自立支援医療について(厚生労働省)
- 重度心身障害者医療費助成制度について(今治市)